OpenAIは研究者向けLaTeX共同執筆サービス「Prism」を2027年1月1日に終了すると公式案内した。終了後はPrism関連データが削除され、復元できない。利用者は期限前にプロジェクトをZIP形式で書き出し、必要ならPDFやコメント、共同編集の記録も別途保存する必要がある。公式移行ガイドはCodexでの作業継続を案内するが、共同リアルタイム編集などはそのまま移行できない。
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OpenAIは研究者向けLaTeX共同執筆サービス「Prism」を2027年1月1日に終了すると公式案内した。終了後はPrism関連データが削除され、復元できない。利用者は期限前にプロジェクトをZIP形式で書き出し、必要ならPDFやコメント、共同編集の記録も別途保存する必要がある。公式移行ガイドはCodexでの作業継続を案内するが、共同リアルタイム編集などはそのまま移行できない。
2027年1月1日に終了、終了後のデータは復元できない
OpenAIは2026年1月27日に公開したPrism紹介ページへ重要なお知らせを追記し、Prismを2027年1月1日に終了すると明記した。公式ヘルプセンターの「Prism to Codex migration guide」は、終了後にPrism関連データをすべて削除し、削除後は復元できないと説明している。研究論文の原稿、図表、文献管理ファイルをPrism上だけに保管している利用者は、期限前の書き出しが必要だ。なお、紹介ページの原記事日付は2026年1月27日であり、終了告知の追記日付はページ上に表示されていない。10月30日にはOpenAI開発者コミュニティでも終了を知らせる投稿があったが、これは公式発表日時の根拠とは扱わない。
公式手順は全プロジェクトのZIP書き出しとPDF保存
公式ガイドによれば、Prismのユーザーまたはワークスペースメニューから「Settings → Data Controls → Export all projects (zip) → Download zip」を選ぶと、全プロジェクトをZIPで取得できる。個別プロジェクトはタイトルメニューの「Export (zip)」から書き出せる。ZIPを展開してファイル構造と内容を確認し、重要なプロジェクトでは最後に正常表示されたPDFプレビューも「Download PDF」で保存することが推奨されている。書き出しに失敗した場合はexport-errors.jsonを確認して個別エクスポートを試し、解決しなければ公式サポートに相談する。期限直前に一度だけ実施するのではなく、バックアップの実体を早めに検証したい。
Codexで作業は続けられるが、共同編集環境は再現されない
OpenAIは移行先の一つとしてCodexを案内している。書き出したLaTeXプロジェクトのフォルダーをローカル環境で開き、必要なTeXエンジン、文献処理、図表、パッケージを確認したうえでコンパイルし、Prismで保存した最終PDFと比較する流れだ。ただしCodexはPrismの共同リアルタイムエディターを再現しない。プロジェクトの変更履歴、インラインコメント、共同編集者の権限、Zoteroのライブ接続もプロジェクトファイルとして引き継がれない。全件エクスポートに会話JSONが含まれる場合でも、Codexへ会話履歴が自動移行されるわけではない。利用条件と使用上限はChatGPTのプランや組織設定に左右される。
研究室・チームが今確認すべきこと
研究室や共同執筆チームは、誰がプロジェクトの所有者か、共同編集者が各自保存すべき履歴やコメントは何かを整理したい。まず所有者が全件ZIPと主要論文のPDFを確保し、共同編集者は必要なコメント・合意事項・参考文献設定を別途記録する。続いて移行先で原稿がコンパイルできるか、数式番号、図表、引用、ページ数が一致するかを検証する。これはOpenAIが示した移行条件に基づく実務上の推奨であり、他サービスへの自動移行や全機能の互換性を保証するものではない。